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表情筋を鍛える顔面体操はシワを深くすることもあるので注意!

 

若々しい顔を保つためには、

顔の筋肉である「表情筋」を鍛えることが大切だといわれています。

 

実際、顔には目や口、頬、額などを動かすためのさまざまな筋肉があり、

これらを意識的に動かすフェイシャルエクササイズ(顔面体操)も

美容法の一つとして知られています。

 

顔の筋肉を動かすことで、筋肉の働きを意識したり、

表情を豊かにしたりすることはできます。

 

しかし、ここで注意したいのが、表情筋を大きく動かすことと、

顔のシワを伸ばすことは別の問題だということです。

 

むしろ、顔を大きく動かす運動を毎日のように繰り返していると、

筋肉の動きに伴って皮膚が何度も折り曲げられ、

表情ジワが深くなる可能性もあります。

 

若々しい肌を目指して始めた顔面体操が、

かえってシワを目立たせる原因になってしまうこともあるのです。

 

今回は、表情筋と顔のたるみ、シワの関係について解説します。

 

 

 

 

 

表情筋を鍛えると顔のたるみ対策になる?

 

顔には、頬を引き上げたり、口角を動かしたり、

目を閉じたりするための表情筋が数多く存在しています。

 

身体の筋肉と同じように、表情筋も使わなければ筋力が低下することがあります。

 

そのため、表情筋を意識的に動かすフェイシャルエクササイズによって、

筋肉の働きを改善することが期待できます。

 

例えば、口角を引き上げる筋肉を意識して動かしたり、

頬の筋肉を使って笑顔をつくったりする運動です。

 

顔の筋肉を適切に動かすことは、表情を豊かにするうえでも役立ちます。

 

また、一部の研究では、顔面エクササイズによって

頬のふっくら感などに変化が見られたという報告もあります。

 

ただし、顔のたるみは筋肉だけが原因ではありません。

 

年齢を重ねると、皮膚の弾力を支えているコラーゲンやエラスチンが減少したり、

皮下脂肪の位置や量が変化したり、骨格の変化が起こったりします。

 

つまり、顔のたるみには皮膚、脂肪、筋肉、骨格など

複数の要素が関係しているのです。

 

そのため、表情筋を鍛えれば

顔のたるみがすべて解消するというわけではありません。

 

 

表情を大きく動かしてもシワは伸びない!

 

顔面体操を行うときには、口を大きく開けたり、目を強く見開いたり、

頬を思い切り引き上げたりするなど、顔全体を大きく動かすことがあります。

 

しかし、こうした運動によって筋肉が動いたとしても、

皮膚に刻まれたシワが伸びるわけではありません。

 

なぜなら、シワができる仕組みと筋肉が動く仕組みは異なるからです。

 

顔の皮膚は、表情筋の動きに合わせて伸びたり縮んだりしています。

 

笑ったときに目尻にシワができたり、

眉間に力を入れたときに縦ジワができたりするのは、

筋肉の収縮によって皮膚が折りたたまれるためです。

 

若い頃は皮膚に十分な弾力があるため、表情をつくっても、

筋肉が元の状態に戻れば皮膚も自然に戻ります。

 

ところが、加齢によってコラーゲンやエラスチンが減少すると、

皮膚の弾力が低下し、表情を戻してもシワが残りやすくなります。

 

さらに、同じ場所に何度も折り目がつくことで、

やがて表情をつくっていないときにも

目立つ「定着ジワ」へと変化していくことがあります。

 

つまり、表情筋を大きく動かすことは、

皮膚のシワを伸ばす運動にはならないのです。

 

 

顔面体操のやりすぎでシワが深くなる危険性

 

顔面体操で特に注意したいのが、

表情を大きく動かす動作を何度も繰り返すことです。

 

例えば、目を思い切り見開いたり、眉間に力を入れたり、

口を大きくすぼめたりする動作を毎日繰り返していると、

特定の場所の皮膚に何度も折り目がつくことになります。

 

特に、目尻や額、眉間、口元などは、日常生活でも頻繁に動く場所です。

 

こうした部分に強い表情の動きを繰り返し加えることは、

シワを目立たせる要因になる可能性があります。

 

もちろん、顔面体操を行えば必ずシワが深くなるというわけではありません。

 

シワの形成には、加齢、紫外線、乾燥、喫煙、皮膚の弾力低下、表情の癖など、

さまざまな要因が関係しています。

 

しかし、シワを改善したいからといって、

顔の筋肉を必要以上に動かすことが美容にとってプラスになるとは限らないのです。

 

特に、すでに目尻や額、眉間などにシワが気になっている人は、

強い力を入れて顔を動かす習慣を見直してみましょう。

 

 

シワを増やさないためには皮膚の弾力を守ることが大切!

 

若々しい顔を保つためには、表情筋を鍛えることだけに注目するのではなく、

皮膚そのものの健康を守ることが大切です。

 

そのために意識したいのが、次のような習慣です。

 

 

① 紫外線対策を徹底する

 

紫外線、特にUVAは肌の奥にある真皮にも影響を与え、

コラーゲンやエラスチンの劣化を促します。

 

日焼け止めや帽子、日傘などを活用して、日常的に紫外線から肌を守りましょう。

 

 

② 保湿を十分に行う

 

乾燥すると肌表面のキメが乱れ、小ジワが目立ちやすくなります。

 

化粧水だけでなく、乳液やクリームなども使って水分の蒸発を防ぎ、

肌の潤いを保つことが大切です。

 

 

③ 肌を擦ったり引っ張ったりしない

 

洗顔やスキンケアの際に、肌を強く擦ったり、

マッサージで引っ張ったりすることは避けましょう。

 

肌への摩擦や過度な刺激は、炎症や色素沈着などの原因にもなります。

 

 

④ タンパク質やビタミンを十分に摂取する

 

皮膚を構成するコラーゲンなどのタンパク質を作るためには、

原料となるアミノ酸が必要です。

 

また、コラーゲンの合成にはビタミンCも欠かせません。

 

肉、魚、卵、大豆製品、野菜、果物などをバランスよく食べましょう。

 

 

若々しい顔を保つために必要なのは過剰な顔面体操ではない!

 

顔の筋肉は、笑ったり、話したり、

食事をしたりする日常生活の中でも自然に使われています。

 

そのため、シワを伸ばしたいからといって、

顔を大きく動かす運動を無理に繰り返す必要はありません。

 

表情筋を適度に動かすことと、

皮膚に過剰な折り目をつくることは区別して考える必要があります。

 

特に40歳代以降は、肌の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンが減少し、

若い頃よりも表情によるシワが残りやすくなっていきます。

 

大切なのは、顔の筋肉を無理に鍛えようとすることではなく、

自然な表情を楽しみながら、肌の弾力を守る生活習慣を続けることです。

 

シワを伸ばそうとして顔を大きく動かすよりも、

シワができにくい肌環境を整えること。

 

これこそが、いつまでも若々しい肌を保つために意識したい美容習慣なのです。