「最近、疲れて見えるようになった・・・」
「以前と同じようにお手入れしているのに、肌のハリやツヤがなくなってきた・・・」
「同年代なのに、若々しく見える人と老けて見える人の違いは何だろう?」
40代を過ぎると、このような変化を感じる女性が増えてきます。
年齢とともに肌の乾燥やハリ不足、くすみ、目元の印象などが気になり始めると、
つい高価な化粧品や美容法に目が向きます。
もちろん、毎日のスキンケアは大切です。
しかし、若々しい印象をつくるためには、肌の外側からのお手入れだけでなく、
身体の内側のコンディションを整えることも重要です。
その中でも、美容の視点から注目したいのが「自律神経」です。

40歳代から「自律神経」が美容に重要になる理由
自律神経は、心臓の働きや血圧、体温、消化、発汗など、
身体のさまざまな機能を無意識のうちに調節しています。
自律神経には、活動時に働く「交感神経」と、
休息時に働く「副交感神経」があります。
この2つが、そのときの状況に応じて適切に切り替わることが大切です。
ところが40歳代以降になると、仕事や家事、子育て、睡眠不足、運動不足、
精神的なストレスなど、身体に負担をかける要因が重なりやすくなります。
さらに、年齢によるホルモン環境の変化なども加わり、
「以前より疲れやすい」「眠りが浅い」「冷えやすい」「気分がすっきりしない」
といった変化を感じることがあります。
こうした心身のコンディションは、実は美容にも無関係ではありません。
「肌だけ」を見ても若々しさはつくれない
若々しく見える女性というと、「シワが少ない」「シミが少ない」「肌が白い」
といった肌の状態ばかりに注目しがちです。
しかし、実際の見た目年齢を左右するのは、それだけではありません。
肌のツヤ、顔色、目元、表情、口角、髪のツヤ、姿勢、動き方など、
全身から受ける印象が大きく関係しています。
例えば、肌がきれいでも、疲れた表情をしていたり、姿勢が悪かったりすると、
若々しい印象にはなりにくいものです。
反対に、多少シワやシミがあっても、肌に自然なツヤがあり、表情が明るく、
姿勢が伸びている女性は、実年齢より若く見えることがあります。
つまり、若々しさは「肌年齢」だけではなく
「全身のコンディション」からつくられるのです。
自律神経と「肌の美しさ」
自律神経は血管の働きにも関係しています。
身体が緊張している状態が続くと、
血管の収縮などを通じて血流に影響することがあります。
肌は身体の一部ですから、健康的な肌を維持するためには、
十分な栄養や酸素が届けられる身体環境を整えることも大切です。
もちろん、「自律神経を整えれば肌が若返る」という単純なものではありません。
肌の状態には、加齢、紫外線、乾燥、栄養状態、睡眠、ホルモン、スキンケアなど、
さまざまな要因が関係しています。
だからこそ40代以降の美容では、化粧品による外側からのケアと、
生活習慣による内側からのケアを組み合わせることが大切なのです。
若々しい女性ほど「睡眠」を大切にしている
40歳代からの美容で、ぜひ見直したいのが睡眠です。
睡眠不足が続くと、翌朝の顔がむくんでいたり、目元が疲れて見えたり、
肌の調子が悪く感じられたりすることがあります。
さらに睡眠不足は日中の疲労感にもつながり、
「なんとなく老けて見える」という印象をつくる原因にもなります。
そこで意識したいのが、夜にしっかりリラックスする時間をつくること。
寝る直前まで仕事やスマートフォンに集中するのではなく、
照明を少し落としたり、ゆっくり入浴したり、深くゆっくり呼吸したりすることで、
眠るための環境を整えていきましょう。
「美容液を塗って寝る」だけではなく、
「よく眠れる状態をつくる」ことも美容習慣の一つなのです。
ストレスは「老け見え」の原因にもなる
40歳代以降の女性は、仕事、家庭、人間関係など、
さまざまなストレスを抱えやすい時期でもあります。
ストレスそのものを完全になくすことはできません。
だからこそ重要なのは、ストレスを抱え込んだままにしないことです。
好きな音楽を聴く、ゆっくりお風呂に入る、散歩をする、深呼吸をする、
趣味を楽しむなど、自分なりのリラックス方法を持っておきましょう。
心がほぐれると、自然に表情も柔らかくなります。
眉間に力が入った険しい表情よりも、口角が自然に上がった柔らかな表情のほうが、
若々しく魅力的に見えるのは言うまでもありません。
「朝・昼・夜」の生活リズムを整える
自律神経を意識した美容習慣は、特別な美容法ではありません。
朝は決まった時間に起きて、朝の光を浴びる。
日中は適度に身体を動かす。
食事はできるだけ規則正しくとる。
夜はリラックスして、十分な睡眠時間を確保する。
こうした基本的な生活習慣を整えることが、
自律神経が適切に働きやすい環境づくりにつながります。
さらに、ウォーキングや軽い筋トレなどの運動を習慣にすれば、
血流や筋力の維持にも役立ちます。
40歳代以降は、肌だけでなく「身体そのものを若々しく保つ」
という発想が大切です。
40歳代からは「外側+内側」の美容へ
若々しく見えるために、高価な化粧品を使うことだけが美容ではありません。
紫外線対策をする。
肌をこすらない。
適切に保湿する。
バランスのよい食事をとる。
適度に運動する。
しっかり眠る。
ストレスを上手に解消する。
そして、自律神経が乱れにくい生活リズムを意識する。
このような毎日の積み重ねが、肌や表情、姿勢、体の動きなど、
さまざまな部分に影響していきます。
特に40歳代以降は、「隠す美容」だけではなく
「健康的に若々しく見せる美容」を意識してみましょう。
ファンデーションでくすみを隠すだけではなく、
睡眠や食事、運動を見直して、疲れを顔に残さない。
美容液でハリを補うだけではなく、ストレスをため込まず、よく眠る。
こうした内側からの美容習慣も、年齢を重ねるほど重要になってきます。
若々しさは「毎日の過ごし方」からつくられる
40歳代になると、20歳代や30歳代のころと同じ美容法を続けているだけでは、
思うような結果が出ないと感じることがあります。
それは、年齢とともに身体の状態や生活環境が変化しているからかもしれません。
だからこそ、これからの美容は「肌だけを見る」のではなく、
身体全体を整えることが大切です。
自律神経を整えることは、
それだけでシワやシミが消える魔法の美容法ではありません。
しかし、睡眠、ストレス、生活リズム、運動などを見直し、
心身のコンディションを整えることは、
健康的で生き生きとした印象を保つための土台になります。
「若く見える女性」は、肌だけをケアしているのではなく、
身体と心も一緒にケアしている。
そう考えると、40歳代からの美容はもっとシンプルになります。
高価な化粧品を次々に買い足す前に、
まずは今日の睡眠、食事、運動、ストレス、生活リズムを見直してみる。
そして、身体の内側から健康的な状態をつくり、その上でスキンケアを丁寧に行う。
この「内側から整える美容」こそ、
40歳代以降の女性がいつまでも若々しく美しくいるために、
大切にしたい美容習慣なのです。

