薄毛や抜け毛でお悩みの女性の中には、
頭皮環境を整えるためにシャンプー剤を変えてみたり、
何種類かの育毛剤を試してみるなど、ヘアケアに多くの時間とお金を費やしています。
こうした頭皮の外側からのヘアケアは、髪のトラブル改善のためには必要ですが、
女性の場合、日頃の生活習慣の中にも、
薄毛や抜け毛を引き起こすさまざまな要因がたくさん潜んでいます。
なので、睡眠、食事、ストレス、適度な運動など、
体の内側からのケアも大切になります。
このように、女性の薄毛や抜け毛は、
さまざまな要因が絡み合って引き起こされることが多く、
原因を一つに特定することが難しいので、
いろいろなことを意識してケアしていかなければなりません。
その中で、つい、疎かになり、うっかりしてしまうのが、紫外線対策かもしれません。
頭皮が紫外線を浴びると、肌が乾燥するなどして頭皮環境を悪化させてしまいます。
さらに、頭皮に埋もれた毛根の奥にある毛乳頭と毛母細胞にまで影響を与えて、
髪を製造するという働きを抑制してしまい、
また、薄毛や抜け毛に関係するといわれている活性酸素も
たくさん発生してしまいます。
良好な頭皮環境を維持するには、毎日のヘアケアとともに、
紫外線対策も万全にしなければなりません。
そもそも頭皮は、髪の毛によって紫外線を遮ったり、
クッションの役目をするなどして守られています。
しかし、薄毛で髪が少なくなっている人は、紫外線からのガードが弱くなり、
紫外線を浴びやすくなっています。
頭皮の紫外線対策としては、外出する時は、必ず帽子をかぶったり、日傘を使って、
紫外線を浴びないことです。
帽子や日傘を選ぶときは、UV加工のものがオススメです。
また、薄毛や抜け毛が気になる人は、通気性の良い素材の帽子を選びましょう。
髪の毛のUV剤がありますが、これは髪の毛を紫外線から守るものであって、
頭皮の紫外線防止ではありません。
頭皮に付けるとダメージを受けることになるので注意してください。
紫外線は、波長の長さによって、A波、B波、C波の3種類に分けられますが、
その中のA波は、雲やガラス、衣類なども通過し、
さらに、肌内部の真皮まで到達して、
コラーゲンやエラスチンを劣化させるといわれています。
そして、春から夏にかけての紫外線量は、冬の3~4倍にもなり、
春から夏(4~9月)の期間だけで
1年間の総紫外線量の約70~80%を占めることになります。
どうしても冬の季節、さらに、雨や曇りの日は、紫外線対策が疎かになりがちです。
しかし、紫外線は、1年中、地上に降り注いでいるので、
いつの日でも完璧な紫外線対策を施すことが必要です。
完璧な紫外線対策で頭皮を守り、薄毛や抜け毛のトラブルを防ぎましょう。