角質肥厚からニキビができ始める!

 

10歳代にできる思春期ニキビは多くの人が経験しますが、

20歳を過ぎてからできる大人ニキビのお悩みを抱えている人も少なくありません。

 

思春期ニキビは、成長期における一時的な高まりによる過剰な皮脂分泌が原因で、

大人になれば自然に治るとされていますが、

大人ニキビは、口のまわりやあごなどフェイスラインなどに繰り返してできやすく、

しかも、なかなか治りにくいという厄介な特徴があります。

 

そんな大人ニキビができる原因は、

不規則な生活、栄養バランスが偏った食事、睡眠不足、ストレスなどから

ホルモンバランスを乱したり、免疫力の低下など、

さまざまなことが挙げられますが、原因を特定することはできません。

 

しかし、毛穴のまわりの角質がゴワゴワに厚くなる角質肥厚を起こし、

それが原因で毛穴が塞がり、そこに皮脂が詰まって、

その皮脂をエサとしてアクネ菌が繁殖することがニキビができる始まりです。

 

ということは、ニキビとは、いわば毛穴の便秘ともいえます。

 

 

本来なら、スムーズに皮脂や老廃物が排出されるはずの毛穴なのですが、

何らかの原因でターンオーバーが乱れて角質肥厚を起こすと、

毛穴を塞いでしまうことになります。

 

ターンオーバーが正常に働いていれば、

古い角質細胞は垢となって自然と剥がれ落ちるのですが、

ターンオーバーが乱れると、いつまでも肌の表面に残り続け、

その古い角質細胞は、ゴワゴワに硬く厚くなって角質肥厚を起こし、

毛穴を塞いでしまいます。

 

なので、繰り返してできる厄介な大人ニキビを予防し、改善するには、

まずは、ターンオーバーを常に正常な状態に維持することが大切になります。

 

ですが、現代人の生活習慣は不規則になりがちで、

慢性的な寝不足の状態が続いたり、

食事の時間も不規則でインスタント食品やファーストフードばかりで

栄養バランスが乱れ、

さらに、ストレス、紫外線、タバコ、間違ったスキンケアなどが要因となって

ターンオーバーを乱すことになります。

 

大人ニキビの予防と改善には、正しい洗顔法で清潔な肌状態を保ち、

ターンオーバーを乱す原因となる乾燥肌を防ぐために、

洗顔後は潤いを与えてしっかり保湿するというスキンケアが

基本的な毎日のお手入れになりますが、

その前に、まずは、健康的で規則正しい生活習慣を送ることが必要です。

 

大人ニキビの発生につながる多くの要因が、

毎日の生活習慣の中に潜んでいるというわけです。

 

毎日、6時間以上の十分な睡眠時間を確保し、

質の高い睡眠が取れるようにまわりの環境を整える。

 

そして、栄養バランスの良い食事を規則正しく摂り、

できるだけ食品添加物を含む加工品などは控えて、

ストレスを溜めない、適度な運動、禁煙などにも注意しながら、

今までの生活習慣を見直してみましょう。

 

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