運動後や日中の仕事で疲れて帰宅した時、
まずは甘いものを食べたいと思うのではないでしょうか。
そんな時に食べる甘いスイーツやお菓子は、
特別に美味しくて幸せを感じると思います。
しかし、糖分を多く含んだスイーツやお菓子、
さらに、ごはん、パン、麺類などの糖質を多く含む炭水化物も食べ過ぎは
肌にさまざまな悪影響を及ぼすので注意が必要です。
口から摂取した糖分は、体を構成しているタンパク質と
結びつきやすいという性質があり、糖分を多く含む甘いものや炭水化物を
過剰に摂取して、この二つが結合するとAGE(糖化最終生成物)という
老化促進物質を生み出してしまうことになります。
こうしたプロセスから発生したAGE(糖化最終生成物)は、
タンパク質からできている血管、筋肉、肌などの組織を変性・劣化させて、
さまざまな悪影響を及ぼします。
例えば、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病などの病気にかかるリスクが高まり、
そして、肌内部のコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質も変性・劣化して、
肌のハリや柔軟性が失われて、たるみやシワが目立つようになり、
老化を促進することになります。
このような糖化を防ぐためには、まずは、甘いスイーツやお菓子、
それに、糖質を多く含む炭水化物の食べ過ぎに注意することです。
特にダイエットのためにウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を
頻繁に行っている人は、体内のグリコーゲンと言われる糖質が
エネルギーとして使われて糖質が不足している状態です。
すると、体は元の状態に戻そうとして糖質を摂取したくなります。
その時、甘いスイーツやお菓子、炭水化物を食べ過ぎないように注意して下さい。

次に注意してもらいたい食べ方は、インスタント食品の食べ過ぎと夜遅い食事です。
毎日、仕事が忙しくて時間に追われている人は、
どうしても食事が不規則になってしまい、
インスタント食品やカップラーメンで済ませてしまいがちです。
しかし、インスタント食品はタンパク質やビタミン類などの栄養分の含有量が少なく、
栄養バランスが偏ることになります。
すると、免疫力が低下して風邪を引きやすくなったり、疲れがとれにくくなり、
もちろん肌にも影響して肌荒れが起きて、老けて見えてしまうことになります。
また、コンビニのおにぎりや弁当なども同じことが言えるので、
食べ過ぎに注意して下さい。
そして、夜遅い時間の食事は控えましょう。
人の内臓は睡眠中に休ませなければなりません。
しかし、夜遅い時間に食事を摂ると、その後、すぐに寝ることになるので、
夜間、胃腸の働きが鈍くなっている内臓は消化が悪く、
栄養が吸収されにくくなります。
また、このような状態では、美肌を作る成長ホルモンの分泌も悪くなってしまい、
その結果、不健康を招くだけでなく、
肌荒れなどのトラブルも引き起こすことになります。
睡眠に入る前の3時間はできるだけ食べないようにしましょう。
