誰もが一度は経験したことのあるニキビ。
そんなニキビができて赤く目立つと、
とても憂鬱な気分に陥ってしまうという女性は多いかと思います。
特に、20歳を過ぎてからできる大人ニキビは、なかなか治りずらくて、
治ったと思っても、また同じ場所に繰り返してできたりして、
とても厄介な肌トラブルです。
そもそもニキビができる原因は一体何なのでしょうか?
10歳代後半にできる思春期ニキビは、
成長期における男性ホルモンの過剰分泌によって皮脂が過剰に分泌されることが
原因ですが、20歳を過ぎてからできる大人ニキビは、
睡眠不足、栄養が偏った食生活、ストレス、間違ったスキンケア、紫外線、
活性酸素など、さまざまな要因が絡み合っているため、
原因をどれか一つに特定することはできませんし、
まだまだ解明されていない部分も多くあるようです。
そんな中、ニキビができる大きな原因の一つに、
皮脂分泌が過剰な状態の脂性肌と思い込んでいる人も多いようですが、
むしろ肌の乾燥から角質肥厚が起きて、
ニキビができるというケースのほうが多いようです。
人の肌は、表面に位置する表皮という部分の中で、バリヤ機能が働いて、
肌の内側から湧き出る水分を蒸発しないように蓄えて、
肌が乾燥するのを防いでいます。
表皮という部分は、ターンオーバーによって角質細胞が基底層から
押し上げられていきますが、最上段に押し上げられた角質細胞は、
そこで角質層を構成します。
その角質層は、わずか0.02mmほどの非常に薄い膜ですが、
そこには、約20層の角質細胞がレンガ状に積み重なって、
そのすき間をセラミドという角質細胞間脂質がぴったりと埋めるという
強固な構造によって、肌内部の水分を維持し、
また、紫外線や異物が肌内部に浸入しないようにブロックしています。
これがバリヤ機能です。
この機能がしっかり働いている健康的な肌の場合は、
角質層は約20~30%の水分を含んでいますが、
これが20%以下になると、乾燥肌となります。
ところが、老化や間違ったスキンケアなどで、
保湿物質として働くセラミドを失ってしまうと、バリヤ機能が弱まって、
乾燥肌に向かっていきます。
肌が乾燥すると、ゴワゴワに厚くなった古い角質が溜まるという角質肥厚が起きて、
毛穴を塞いでしまいます。
すると、その毛穴に皮脂が溜まって、アクネ菌が繁殖して、
ニキビのでき始めということになります。
こうした角質肥厚からニキビができないようにするには、
しっかり保湿して肌の乾燥を防ぐことです。
しかし、よく洗顔後に化粧水をたっぷりつけて、
保湿した気になっている人がいらっしゃいますが、
化粧水の中身はほとんどが水なので、すぐに蒸発してしまい、
保湿にはなりません。
正しい保湿とは、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分を
含んだ美容液を肌に与えることです。
洗顔後のスキンケアで、セラミドなどの保湿成分で、
しっかり保湿して肌の乾燥を防げば、ニキビ予防につながります。