背中や首から胸元などに、ポツポツとできるニキビで
お悩みの女性は結構いらっしゃいます。
もともと背中や胸の肌は、顔と同じように皮脂腺がたくさんあるため
皮脂の分泌が多く、とてもニキビができやすい部位になります。
そんなニキビのお悩みを抱えている女性は、予防のために、
余分な皮脂や汗を残さないようにしっかり落として清潔にすることを
意識していると思いますが、その時に、余計な刺激を与えないように
十分に注意しなければなりません。
背中や胸などにニキビができると、どうしても気になって
硬いナイロンタオルなどでゴシゴシと強く擦ってしまいがちです。
特に、背中は、直接見て確認することができないので、
ブツブツのニキビを強く擦って、盛り上がった部分が取れると、
治ったような気分になってしまいます。
しかし、それは大間違いで、もし、擦った時に傷ついてしまい、
そこから炎症を起こすと、なかなか消えないニキビ跡や
色素沈着を起こしてシミとして残ってしまいます。
できてしまったニキビを擦っても、絶対によくなることはありません。
なので、体を洗う時は、できるだけ刺激を与えないように
ナイロンタオルやボディブラシの使用を避けて、柔らかな綿タオルを使って、
擦り過ぎないように注意して優しく丁寧に洗うことを心がけて下さい。
また、ボディソープは、肌に潤いを残して洗い上がり感をしっとりとさせるために
油分を含んでいるものが多く、
その油分がニキビができる要因になることもあるので、
シンプルな固形石鹸の使用をオススメします。
さらに、入浴時、髪を洗った後は、シャンプー剤の成分が体に残らないように、
しっかりと洗い流すこと。
なので、髪を先に洗ってから、ボディを洗うようにしましょう。
そして、衣類による刺激がニキビを悪化させたり、誘発することもあるので、
衣類にも気を配るようにしましょう。
ニキビの刺激になるザラザラやチクチクするようなレースや
ラメ入りの素材は避けて、肌触りのよいものを選んで、
できれば汗の吸収性のよいものがベストです。
このように、ニキビの予防として、また、できてしまったニキビはしょうがないので
悪化させないためにも、肌を刺激しないで
清潔な状態を保つということが大切になります。
そして、体を洗った後は、潤いを与えて、しかり保湿するというスキンケアが
基本となりますが、その前に、大人ニキビは、慢性的な睡眠不足や
栄養バランスが偏った食事、ストレス、タバコ、紫外線、運動不足、
間違ったスキンケアなど、日頃の生活習慣の中に多くの要因が潜んでいるので、
健康的で規則正しい生活習慣を送ることが、大人ニキビ予防の大前提となります。
