「ハリと潤いがあり、透き通るような透明感のある美肌になりたい、
そして、そんな美肌をいつまでも維持したい・・・」と多くの女性が願い、
いろいろな化粧品を試したりして
自分に合った正しいスキンケアを探していると思います。
確かに、肌の乾燥対策に潤いを保つセラミドや肌の弾力低下を補い
シワやたるみを防ぐコラーゲン、シミ対策のためのメラニンを抑える美白成分を
含んだ化粧品などを使ってのスキンケアは効果的なエイジングケアになりますが、
まずは、日常の生活習慣を考えた体の内側からのケアが大切になります。
体の内側からのケアといえば「美肌のための栄養をしっかり摂る・・・」
という食事を思い浮かべると思いますが、
実は食事より睡眠の方が美肌には重要です。
1週間くらいインスタント食品などを食べ続けて栄養が偏っても、
直ぐに体調の変化は起こらないと思いますが、
夜更かしをした翌日は、頭痛がしてだるかったりと、体調が優れなく、
さらに、2~3日、夜更かしが続き、寝不足の状態が続くと、お化粧しても、
化粧のノリが悪かったり、ニキビや吹き出物などができるという
経験をしている女性は多いかと思います。
それだけ睡眠は肌に与える影響が大きく美肌つくりの重要なカギとなります。
毎日、6時間以上の規則正しい睡眠を!
現代社会は、女性も会社で重要な役割を担うということが当たり前になり、
毎日、時間に追われて忙しい生活を送っている女性が大勢いらっしゃいます。
そんな働く女性たちは、毎日の睡眠時間は平均4~5時間くらいで、
週末に寝だめするという生活パターンも珍しくないようです。
しかし、寝不足の次の日は、頭痛がしたり、体がだるいなど、
すぐに体調不良としてあらわれるように、
睡眠は、食事より体に与えるダメージは大きいのです。
そもそも人の体の血液は、昼間の起きている時間は脳を中心に流れており、
なかなか肌にまで栄養素が行き渡りません。
それとは逆に、睡眠中の血液は、体のさまざまな各所に流れ始めて
肌にも栄養素が行き渡るようになり、
それに、肌の生まれ変るターンオーバーの細胞分裂も睡眠中に行われます。
こうした肌の再生は、眠り始めて約3時間くらいの間で成長ホルモンが
最も盛んに分泌され、細胞分裂が活発になり肌の修復作業が行われますが、
肌だけでなく体全体の修復が終了するには
最低でも約6時間かかるといわれています。
また、夜10時~深夜2時までは「肌のゴールデンタイム」と呼ばれて、
この間に深い睡眠を取ることが理想的とされています。
しかし、忙しい女性たちには難しいことだと思いますので、
できるだけ12時前には就寝するようにして、
毎日、たっぷりと6時間以上の睡眠を取り、
規則正しくベットに入る就寝時間は同じになるように心掛けましょう。
ちなみに、「肌のゴールデンタイム」とは、
原始時代からの生活リズムや昔のライフスタイルが関係しているようで、
本当の効果は、まだはっきりと分かっていません。
そもそも現代社会では、毎日、夜10時に就寝できるような生活スタイルの方は
少ないですし、眠くもないのに慌ててベッドに入り無理して寝ようとしても、
逆にストレスになり熟睡できないと思います。
このゴールデンタイムにこだわるよりも、
毎日、6時間以上の睡眠を規則正しく取ることを優先に考えましょう。