女性の抜け毛や薄毛は、ストレス、睡眠不足、偏った食事、間違ったヘアケアなど、
さまざまな要因が複雑に絡み合って発症します。
こうした要因の中で、最も大きいとされているのが老化です。
例えば、更年期に入って髪のボリュームやハリ、ツヤがなくなった・・・と
実感する人が急増しますが、これは、更年期にあらわれる症状のひとつで、
髪の他にも、体調不良から食欲不振や不眠症などの症状があらわれ、
それが、髪や頭皮の環境を悪化させてしまうケースもあります。
更年期とは、女性が閉経を迎える前5年と後ろ5年の期間をいい、
一般的には、平均、50歳くらいで閉経を迎えるので、
45歳~55歳くらいの期間を更年期と呼んでいます。
そして、この更年期に入ると、女性ホルモンのバランスが崩れてきます。
女性ホルモンとして、よく知られているのが、
エストロゲンとプロゲステロンだと思いますが、
髪のために働くホルモンは、エストロゲンのほうです。
このエストロゲンが、更年期に入ると、急激に減少して
ホルモンバランスが乱れることから、抜け毛が発生し、髪質が変わり、
薄毛になるなどの症状があらわれるというわけです。
残念ですが、エストロゲンが減少するなどの老化による影響は、
人間として生きている以上、絶対に避けることはできません。
しかし、正しいヘアケアで頭皮環境を整えて血行促進を図り、
ストレス、睡眠不足、偏った食事など、薄毛や抜け毛の要因になることを避けて
規則正しい生活を送っていれば、健康的な髪を維持して、
少しだけでも老化による影響を遅らせることができます。
まずは、今までの生活習慣を見直してみましょう。
例えば、
☆ 仕事関係などのストレスが常に溜まりがち
☆ いつも食事が不規則で、さらに、無理なダイエットで栄養バランスが偏っている
☆ 夜更かしを続けて慢性的な睡眠不足
☆ タバコを吸い、お酒も毎日飲む
このような項目がある人は、改善が必要です。
さらに、1日2回以上シャンプーしたり、カラーリングやパーマを頻繁にすることは
髪や頭皮にかなりのダメージを与えますので、できるだけ控えるようにしましょう。
そして、ヘアケアの基本は、まずは、頭皮環境を整えること。
髪の毛は、細胞分裂から生まれて成長するので、
必要な栄養素や酸素が十分に行き渡るような血行の良い頭皮環境でなければ、
細胞分裂が滞って、健康的でイキイキとした髪は育ちません。
また、頭皮が汚れて、毛穴に余分な皮脂が詰まっていたり、
保湿が十分でない状態の頭皮は、抜け毛発生の原因となります。
清潔で血行の良い頭皮環境を維持することが、薄毛や抜け毛の予防となります。
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