シャンプーといえば、髪を洗うと思いがちですが、
本来の目的は、頭皮の肌の汚れや余分な皮脂を落として頭皮ケアし、
清潔な状態を保つことです。
しかし、どうしてもシャンプー剤のテレビコマーシャルなどで
「ツヤツヤの髪に・・・」「キューティクルが・・・」などというフレーズが
飛び交うので、髪を洗うものと思い込んでしまうのではないでしょうか。
そもそも、シャンンプーという原語は、ウィキペディアによると、
ヒンズー語で「マッサージをして頭皮、毛髪を清潔に保つ」という意味だそうです。
これからもわかるように、頭皮をマッサージすることが本来の意味のようです。
そんなシャンプーを毎日正しい方法でケアすれば、
薄毛や抜け毛でお悩みの方の頭皮も甦り、血行がよくなって
健康的でイキイキとした髪が育つようになります。
しかし、まだまだ正しいシャンプー法で洗えていない方が多いようです。
例えば、ゴシゴシと強く洗ったり、洗い過ぎたりなど。
髪の毛の汚れ自体は軽く洗い流すだけで、ほとんどが落ちるといわれていますので、
髪をゴシゴシと強く擦る必要はありません。
爪で頭皮を傷つけないように注意し、指の腹で優しく、
襟足→後頭部→側頭部→頭頂部→前頭部→生え際、という順番で
頭皮をマッサージするように洗いましょう。
その後は、シャワーを肌にあて、シャンプー剤のぬめり感がなくなるまで
しっかりと洗い流しましょう。
シャンプー剤やリンス剤の洗い残りが、胸や背中に残ると
ニキビ発生の原因をつくることになりますので、
体にも残らないように注意して綺麗に洗い流して下さい。
一方、洗い過ぎは、頭皮が乾燥しがちになりフケの発生につながり、
また、必要な皮脂膜まで取ってしまい、余計に脂っぽくベタつき、
悪循環になって抜け毛を引き起こす原因になります。
「どうしても頭皮や髪の臭いが気になる・・・」ということで
頻繁に洗髪したい気持ちは分かりますが、
1日に何度もシャンプーするのは絶対に避けましょう。
そして、洗髪後は乾いたタオルで濡れた髪を挟み込むようにして
優しく水分を取り除いて下さい。
できるだけドライヤーを使う時間を短縮すれば、
頭皮や髪にダメージを与えずに済みます。
しかし、ドライヤーで乾かすのが面倒とか、ダメージを受けるからと
自然乾燥にしてしまうと、頭皮の細菌の活動が高まり、
暑い時期は汗や皮脂が混じり合って雑菌が繁殖し不衛生で
頭皮は乾燥しがちになり、さらに、髪の毛も余計に水分が失われて
パサパサになってしまいますので注意して下さい。