男性と女性の薄毛の原因と症状は違う!

 

日本国内で髪のトラブルでお悩みの男性は、

1000万人以上もいるといわれていますが、

近年は男性に負けないほど薄毛、抜け毛で悩む女性も増えています。

 

それでも、

女性は更年期症状や加齢による影響で高齢者ばかりと思いがちですが、

実は、30歳代からの若い女性も大勢いらっしゃいます。

 

 

しかし、男性と女性の薄毛は、発症する原因、

それに、薄くなる部分や進行パターンもそれぞれ違い、

特に女性は「多少抜け毛が多くなった・・・」と感じていても

気づかないうちにどんどん進行してしまい、

人から薄毛を指摘されてショックを受けるというケースが多いようです。

 

薄毛や抜け毛で悩む男性の症状のほとんどは、

AGA(Androgenetic Alopecia)と呼ばれる男性型脱毛症です。

 

この男性型脱毛症は、

男性ホルモンのテストステロンが深く関係します。

 

もともと男性ホルモンのテストステロンは、

毛を生やし、筋肉や骨格なども発達させるという働きがありますが、

毛根の近くにある皮脂腺から分泌される「5αーリダクターゼ」という酵素と

結び付くと、ジヒドロテストステロン(DHT)という成分に変換され、

さらに、毛乳頭にあるレセプターと結合すると、

毛乳頭と毛母細胞の働きを抑制してしまいます。

 

この働きの影響で、ヘアサイクルが乱れて抜け毛が多くなり、

細い毛が多く占めるようになって髪が薄くなるわけです。

 

一方、女性の場合は

「びまん性脱毛症」という脱毛症が多くを占めますが、

その原因はさまざまです。

 

女性が閉経を迎える前後の約5年間の更年期は、

女性ホルモンのエストロゲンが急激に低下して、

その影響で抜け毛が増えて薄毛になるという50歳代前後の女性も

大勢いらっしゃいますが、

夜更かしを続けて常に寝不足だったり、

無理なダイエットを続けて栄養が偏っていたりと、

乱れた生活習慣が原因で脱毛症を発症する若い女性が少なくありません。

 

その他に、紫外線、タバコ、間違ったヘアケアなども原因として挙げられます。

 

そして、薄くなる進行パターンも男性型と女性型では違い、

男性は、頭頂部か額の生え際から薄くなり、

女性は基本的には、頭髪全体が平均的に薄くなり、

髪の分け目が透けて地肌が見えるようになって気が付くという場合が多いようです。

 

女性の抜け毛、薄毛を改善し予防する対策としては、

まずは、毎日の洗髪に使うシャンプー剤など、

間違ったヘアケアで頭皮に負担をかけて頭皮環境を

悪化させていないかをチェックしてみましょう。

 

健康的でイキイキとした髪を育てるには、

清潔で栄養素や酸素が毛母細胞までしっかりと届けることができる

血行のよい頭皮環境を維持しなければなりません。

 

そして、毎日の生活を見直して、

栄養バランスを考えた食事を規則正しく摂り、

最低でも毎日6時間以上の睡眠を取るように心掛けましょう。

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