自分のシミに合った美白成分を・・・

 

日本人女性の肌のお悩みの中で、最も多いのがシミに関することだといわれています。

 

そんなシミ対策には、ほとんどの女性が美白化粧品をお使いになると思いますが、

その化粧品に含まれる美白成分は、さまざまな種類があります。

 

40歳を過ぎた頃に突然あらわれ、多くの女性のお悩となるシミのほとんどは、

老人性色素斑と呼ばれるタイプになります。

 

このタイプのシミは、紫外線の影響で肌の中でメラニン色素がたくさん作られて

シミとしてあらわれるわけですが、このメラニン色素の製造を防ぐ働きをするのが

美白化粧品に含まれる美白成分です。

 

美白化粧品を使われている女性の中には、

消しゴムのようにシミを消すものと思い込んでいる方もいらっしゃるようですが、

残念ながらそのようなことは期待できません。

 

本来は、メラニン色素の生成を抑制するのが目的で、

できてしまったシミを消すより、シミができないように予防するものです。

 

ですが、美白成分の中には、初期のシミなら十分な効果が得られるものもあります。

 

また、メラニン色素と関係のないニキビの赤い跡などは白くすることはできません。

 

 

こうした働きをする美白成分は、種類によって、

どこの段階でメラニン色素を抑えるかというタイミングで違ってきます。

 

現在は、各化粧品メーカーから多くの種類の美白化粧品が販売され、

その中から一つを選ぶのは簡単なことではないと思いますが、

しっかりと美白成分を見極めて自分に合ったものを選ぶことが大切です。

 

中には、商品名に「ホワイト○○」などと、

いかにも効果がありそうな名前を付けていても、

満足に美白成分を含んでいないものも存在しますので注意して下さい。

 

 

美白成分の種類

 

☆ ビタミンC誘導体

抗酸化作用があり、チロシナーゼを抑制し、

アンチエイジングやニキビケアにも効果的です。

☆ アルブチン

苔桃から抽出される成分でチロシナーゼを抑制。

☆ エラグ酸

イチゴから抽出される成分でチロシラーゼを抑制。

☆ コウジ酸

みそや醤油などの麹菌から作られる成分でチロシラーゼを抑制。

☆ プラセンタエキス

豚の胎盤から抽出される成分でチロシラーゼを抑制。

☆ カモミラET

キク科の植物であるハーブのカモミールから抽出される成分で

情報伝達物質のエンドセリンを阻害し、抗炎症作用もあります。

☆ ルシノール

北欧のもみの木に含まれる成分でチロシラーゼを抑制。

☆ リノール酸

サンフラワー油などの植物油から抽出される成分で

チロシラーゼの量を減らす効果。

☆ トラネキサム酸

以前から止血剤や消炎剤として医療現場ではよく使われてきた成分で、

メラノサイトの樹枝状突起形成に対して抑制的に働き、

チロシラーゼも抑制。

☆ 4MSK(4‐メトキシサリチル酸カリウム塩)

ターンオーバーを促進して、溜まったメラニン色素を排出し、

チロシナーゼを抑制。

☆ t-AMCHA(t-シクロアミノ酸誘導体)

メラニン色素の生成を妨げ、表皮伝達物質のプロスタグランジを抑制。

☆ マグノリグナン

モクレン科の木の皮から抽出されるポリフェノールの一種で、

メラニン色素の生成とチロシナーゼを抑制。

 

上記に紹介した以外にもまだまだ多くの種類の美白成分がありますが、

基本的には予防として使うのが効果的です。

 

美白化粧品は、紫外線の強い春から夏の期間だけでなく、一年中使用し、

また、顔全体にしっかりと塗って予防に専念することが大切です。

 

タイトルとURLをコピーしました