現代社会で働く多くの女性は、
仕事や人間関係などのストレスを常に抱えています。
会社では、男性と同様に重要な仕事を任され、
また、社内での人間関係も複雑になり、さまざまなトラブルが発生して、
知らないうちにストレスが溜まるという環境に置かれています。
そんなストレスは、体にさまざまな悪影響を及ぼすことになりますが、
その中に、女性としてはとても気になる肌老化の促進があります。
エイジングケアの意識が高くて、高級な化粧品を揃えてかなりの時間を費やし、
スキンケアに人一倍の力を注いでも、ストレスを抱えた生活を過ごしていると、
美容効果を得るのも難しく、女性にとっては大問題です。
実際に、ストレスを感じると、肌荒れを起こしたり、
ニキビができてしまうという体験をしている女性は多いのではないでしょうか。
ストレスを抱えると、バリヤ機能が低下して
肌内部の水分を維持することができなくなってしまいます。
すると、肌が乾燥し、外部からの刺激にも敏感になって、ニキビをはじめ、
さまざまな肌トラブルを招くことになります。
このように肌トラブルが発生するのは、ストレスから肌が乾燥してしまうことが
原因ですが、その理由をいくつか挙げてみます。
☆ 女性ホルモンの減少
ストレスが溜まると、美肌を維持するために必要なエストロゲンという
女性ホルモンの分泌が減少します。
このエストロンが減少することで、
潤いやハリが失われて乾燥肌に陥ることになります。
☆ 冷えによるターンオーバーの乱れ
ストレスは、あらゆる代謝機能を低下させます。
これにより体が冷えて、ターンオーバーの乱れを招き、
その結果、バリヤ機能が低下して水分を維持できなくなって
肌は乾燥してしまいます。
☆ 血管の収縮による肌温度の低下
ストレスによって血管が収縮して血行が悪くなり、
肌の温度が低下してしまいます。
すると、ターンオバーが乱れてバリヤ機能の低下につながり、
肌は乾燥に向かいます。
このように、ストレスが原因で、肌は乾燥して敏感になり、
肌老化を進めることになってしまいます。
ストレスを溜めないで、いかにストレスを解消できるか・・・
という体の内側からのケアが大切になります。
ストレス解消は人によって違いますが、スポーツをしたり、趣味を楽しんだり、
旅行に行ったり、友人と話したり、自宅でくつろいだりと、
さまざまな方法があります。
自分なりのストレス解消法を見つけて下さい。
また、十分な睡眠を取り、栄養バランスのよい食事を摂り、適度な運動を行うなど、
毎日規則正しい生活習慣を送って、健康な体を維持することも必要です。